健康をはかるリーディングカンパニーである株式会社タニタ(東京都板橋区前野町1-14-2、社長・谷田千里)は、骨粗しょう症の診断をサポートする軽量・コンパクトな超音波骨密度測定装置「CS-800」を開発、4月20日に発売します。1MHzの超音波を使った超音波パルス透過法と超音波パルス反射法を組み合わせることで、高精度な計測を実現。また、計測部、表示部、プリンターが一体となったオール・イン・ワン設計とすることでコンパクト化と低価格化を図りました。価格は207万9000円(消費税込み)。病院など医療機関を中心に当初、年間100台の販売を計画しています。
骨粗しょう症は骨の量が減り、骨折しやすくなる病気です。わが国では約1000万人の患者がいると言われ、高齢者人口の増加に伴い、その数は増える傾向にあります。骨粗しょう症の診断基準の一つとなるのが骨密度です。CS-800は、超音波パルス反射法でかかとの骨幅を、超音波パルス透過法でプローブ(超音波を発生させ、受信する探触子)間の音速をそれぞれ計測し、これらを組み合わせて骨密度を表す指標である骨梁面積率(BAR)を求めます。かかとの骨幅を正確に計測するため、個人の骨格の大小を考慮した正確な骨音速(SOS)を求めることができます。また、X線方式の放射線被ばくのようなからだへの影響がありませんので、若年者や妊娠中の方でも安心して計測できます。
サイズは縦380×横300×高さ235mm(フットレスト装着時)、重さは約10kg。
コンパクトな設計のため持ち運びが容易で、特殊な設備も不要なため、経済的にも優れています。テンキーを使って性別や年齢を入力するだけの簡単操作で、オペレーション時間も短縮。約10秒の高速計測と合わせて、集団検診やスクリーニング検査などでの使い勝手を向上させました。計測したデータは、内蔵プリンターで出力できるほか、付属のソフトウエアをインストールしたパソコンへ転送してデータ管理することも可能です。
厚生労働省が実施した「平成19年国民生活基礎調査」によると、高齢者が要介護となった原因の9.4%が「骨折・転倒」でした。骨折につながる骨粗しょう症を早期に発見し、予防するためには、定期的な検診が不可欠です。タニタでは高齢者人口の増加に伴い、骨粗しょう症の診断ニーズは高まっていくと見ています。加えてアンチエイジングクリニックなど、新形態の医療機関での利用も見込んでいます。近年、骨密度測定装置の市場規模はほぼ横ばいで推移していますが、医療・検診現場のニーズに応える利便性の高いCS-800の投入で、市場の活性化を図っていきたいと考えています。
【発売日】
2010年4月20日
【当初の年間販売目標】
100台














